社長ブログ

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本気で"バリアのない"平屋を考える

2019.11.27

平屋といえばバリアフリー。これはどこのメーカー・工務店でも打ちだしてるけれど

僕は声を大にしてこう言うよ・・


『それって、本当のバリアフリーなのかね!?』って。



今、僕が取り組んでいるプロジェクトは福祉住宅に関する案件。
実際、家づくりに対して身障者の方から意見がたくさん出てきている。

これまで僕ら建築屋が作ってきた『バリアフリーな平屋』は健常者の方にしか当てはまらないんだって。
福祉住環境コーディネーターの知識があっても、実際に住みやすい家をゼロから作るとなれば
知識だけでは太刀打ちできない。


先月、僕の中で「これはバリアフリーな平屋だ」という間取りを作り
今回のプロジェクトに参加するインフルエンサーの方へ送った。

インフルエンサーから、車椅子の方、視聴覚障害の方、半身麻痺の方など
通常のバリアフリー住宅では不便すぎる!と感じている人へ意見を求めた。



それは当事者でないと感じられない日常生活の中の改善点だった。

『これから本当のバリアフリー住宅を作る』そのプロジェクトに対する期待値は
僕らがおもっている以上に大きいようだ。



それらの声をまとめ、今日1日中
新しい間取りと細かな部分を作りこんでいた。



完成したのは『平屋15坪 ウェルハウス』だ。
(コンパクトハウスがベースです)

gaikan1.png

もちろん、デッキへのアプローチも考えてあります。
本当にバリアが無い・・

家の中、車椅子でも支障なく動き回れることを重要視して作った間取り。
2人暮らしの間取りだけど、車椅子でも家事が出来る間取りになってます。


まだ出来立てほやほや・・公開は出来ないけれど
今回のプロジェクトで数カ月間間取りを考えながら

僕らの知識は一般論でしかないんだと気が付いた。



本当にバリアフリーな平屋は高齢者の方にも本当に住みやすい間取り。
平屋を突き詰めると ここまで来るんだな・・