戸建リノベーションのススメ②
2020.09.06
戸建リノベーション
「戸建リノベーションのススメ」シリーズ記事 その②をお送りします。
またこの記事は非公式ブログ(アメブロ)でも公開中です。
前回の記事①では【リノベーションの意義】について少し書いてみました。
リフォームとは違い、リノベーションは手軽に出来ることではありませんので
きちんと家族会議をして、、
建て替えではなくなぜリノベーションなのか?を明確にする必要があると思います。
前回も書きましたが、築年数が経過した建物を取り壊して新築を建てる
これが今まで日本住宅の文化でもありました。
もちろん、実際にリノベーションするには難しい建物もありますので
それは専門家による判断を仰ぐ必要がありますよね。
こんな建物はリノベーション向きではないです。
1、そもそもの地盤が悪い
これは新築でもそうですが、地盤がしっかりとしていての【建物】です。
軟弱、脆弱地盤の上に堅強な住宅を建ててもそれは本末転倒という事で地盤調査は100%必要です。
2、そもそもの基礎がもろい
これは意外とありそうなことですが、基礎を全て壊してしまうとリノベーションではなく
単に【建替え】になってしまいます。
あまりにも脆い基礎を補強したとして、それにかかる費用は新規で基礎を作る以上に・・
3、ハザードマップで危険エリア内にある
例えば、建物の裏に崖や山がある、過去に氾濫した河川がすぐそばにある・・
これらは自然災害なので地盤、建物を補強してもどうにもならない部分です。
4、リノベーションなのに新築よりも費用が掛かる
これは難しい判断基準になるのですが、リノベーションプランと同等の仕上げ条件で
同上の新築を建てた場合、その費用が新築を越えてしまえばリノベーションのメリットは少なくなります。
その建物が【古民家】であればまた別ですけどね!
※古民家の定義は築年数50年以上です
そう、上記をクリアしていればリノベーションで進めて良いと思います。
なによりリノベーションで大きなメリットがある部分は
「中古住宅を安価で購入し、お金を掛けてリノベーション」するとこだと思います。
本来であれば、土地建物合わせて2500万円くらいするものが
中古住宅であればその3分の1くらいで購入できる(もちろん諸所条件はあるけど)
(例:800万円で土地建物を購入し、1200万円のリノベーション=トータル2000万円)
このように、リノベーションを施すことで前住居人の生活感を無くして
新しい間取り・設備を取り入れていきます。
その中でも柱、梁など残せる部分は限りなく残し、完成した空間は新築とはまた違う雰囲気になります。
実際、僕らがどのような部分を見てリノベーションプランを考えるのか?
現地を見に行った際、インスピレーションを受けて即完成イメージが湧くこともあるし
社内に持ち帰り間取り考案に3週間かかることもあります。
次回からは、間取りの考え方などを詳しく書いていきますね!