『住みやすい家』の住みやすさとは?
2018.08.27
8月も終わりに近づき、やっと残暑らしい気配になってきました。
今夏は例年よりも光熱費がかさばんだのはうちだけではないでしょう・・
今年みたいな暑い期間が長引いてくると、体に蓄積された疲れも
一気に出てくる感じがしますね。
家の中に居る時くらい、、快適に過ごしたいと誰しも思うことですが
夏でも暑くて冬でも寒い・・そんな住宅もまだまだたくさんあります。
でもこれから新築を建てるとなれば話は変わってくるのではないでしょうか?
快適に過ごせてリラックスできる家が理想ですよね。
僕は自分自身、いくつものアレルギーを持っていて
特に花粉、埃、臭い(化学製品)で湿疹やくしゃみが出てきます。
いわゆる新建材で作った家だとそれが顕著に出て来ちゃいますね。
ドアなどの建具、床材、ビニールクロスの糊など・・
大工やってた時、マスクと手袋は必需でした。
それくらい身体は素直に反応してしまいます。
そう考えた時、本当に住みやすい家とは
省エネ、耐震、バリアフリーとか以前に・・
『健康で快適に過ごせる家』なんだなと言うのが僕の考え方。
当然、当社のコンセプトでもあります。
だから新築で作る家は無垢材にこだわり
内装で使用する建材も無垢材・自然素材にこだわってます。
この雰囲気を好むかどうか?というものではなく
この空間に居ると心の底からリラックスできる空間。
天然の木が発する『フィトンチット成分』は
人に癒しと安らぎを与える
それが家中のどこに居ても・・
見た目が今風ではない、オシャレさが足りない、和風な雰囲気
それらの『好み』はいずれ変わっていくものです。
20代に建てた家を50代でも同じような感覚で『良い』とは思わないと思います。
車も洋服も変わっていくように、、
『好み』で家も変わっていきます。
しかし、『好み』という観点だけではなく
『いつまで経っても住みやすい家』という視点で考えた時
きっと見ている部分が変わってくるのではないでしょうか?というのが僕の考え方。
つまり、、
『本当にいいもの、それは世代を超えて受け継がれていくもの』
今も尚、悠然と立ち続けている古民家や農家住宅
確かに冬は寒いけれど、木と土壁に囲まれた空間はそこにいるだけで落ち着くものです。
どこにフォーカスするのか?で家づくりを提供する側の意識が
本当はどこを目指しているのか?
これが見えてくると思いませんか?