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「木材が腐る理由」を知る

2019.08.20

「木は腐る」というのは誰でも知っている通り。

先日も、内装リフォームで室内を解体していると
浴室回りの土台は見事に腐っていました。というか、シロアリたくさんいました。




木材が腐る理由を考えたことありますか?
自然界に育っている植物はよほどの条件でない限り腐りません。


ではなぜ、住宅などで使用する木材は腐ってしまうのか?というのがテーマです。



ちなみに、、弊社が取り扱うウッドデッキ材は天然の木ですが腐りません。最強です。
これはまた別の機会にお話を・・




天然の木材を加工することで住宅は建てられています。
無垢材でも集成材の家でも、原理は木材なわけです。



そしてこのお仕事をしていると、木材が腐っている現場をよく目にします。




木材は濡れても腐りません。
湿気のある場所でも木材は腐りません。

「いや、そんなことないじゃん、湿気多いから腐るって聞いたよ!」
うん、理由の一つにはなるけれど・・



木材を腐らせる原因はこいつです。
「 腐 朽 菌 」という存在。こいつが木材に付いてしまうと、木材はどんどん劣化して腐ります。




どんなに湿気が多くても、この腐朽菌が付着しなければ腐らないということです。



木材の中でも腐りやすい、腐りにくいがあります。
同じ木なのに不思議ですね・・・



実際、不思議でもなんでもなく、木材が持っている成分なんです。
ウッドデッキ材でも腐らない「 ウリン 」はポリフェノールを大量に含んでいて
殺菌作用を持つ木材。さらに鉄のように固いのでシロアリも食べれない。



住宅で使用される木材でいえばヒノキ、ヒバなどはヒノキチオールという殺菌成分をもち
これがシロアリなどがから守っています。




そうやって考えると、木材に何を使っているのか?はとても大切ですよね!

ちなみに、、集成材にはこういった効果はございません。